辻徹 写真集
- 2016/04/03
- 20:36
「絞首台の黙示録」を解読する。
- 2016/04/01
- 19:33

神林長平の「絞首台の黙示録」を読んだのだが、これは曲者だった。たまにこういった挑戦しがいのある本に出会う。じっくりと解読していきたい。まず押さえておくべきことは、この小説が一人称で書かれているということである。伊郷工(いさとたくみ) ぼくムラエセイジ おれ後上明正(こうがみめいせい) わたし伊郷由史(いさとよしふみ) わたしの4人が語り手になる。一人称はその本人が語るため、語りが主観的になる。つま...